色石 -Colored Stone-

【硬玉と軟玉?】翡翠(ヒスイ)の基礎知識をおさらい

皆さんこんにちは。晴れてる日は気温が27℃くらいまで上がり、日向に出ると暑く感じますが、日陰や風は涼しく空の雲を見ても秋を感じますね(・∀・)

個人的には秋めいてきた空は好きです。空の遠くまで抜けた感じで、見上げると高く、宇宙圏まで透けて見えそうです♪とても澄んだ気持ちになります。

翡翠(ヒスイ)ってどんな宝石?

宝石にも透明石ではありませんが、向こう側が透けて見えそうな、でも見えない。。そんな綺麗で吸い込まれそうな石があります(・∀・)

それは。。翡翠(ヒスイ)です☆

翡翠1

ヒスイには硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)がある

翡翠には硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)があり、主に硬玉が高値で取引されます。

と言うのも、13世紀あたりまでは軟玉が翡翠として重宝されていたのですが、ミャンマーで硬玉が発見され、軟玉に代わって重宝されるようになったんだとか。。

硬玉と軟玉は全く違う鉱物

そもそも硬玉と軟玉は全く違う鉱物ですが、識別するのは難しいです。硬玉・軟玉共に【ジェイド】と総称されています。

硬玉:ジェダイト

輝石グループに属していて石の構成的には繊維状構造。宝石としては、ヒスイ輝石という鉱物が50%以上含まれて形成されているものを翡翠と呼んでいるそうです。

軟玉:ネフライト

構成的には硬玉と同じく繊維状構造ですが、違いは形成している鉱物。角閃石の緻密な集合体との事。

硬玉と軟玉ではモース硬度(硬さ)も違う

どちらも見た目は同じに見えますが、モース硬度も若干違います(・∀・)

  • 硬玉は6.5~7
  • 軟玉は6~6.5

。。まぁ普通では調べようがないですね(笑

翡翠のモース硬度は、価値の高い宝石類に比べると低く、傷もつきやすいですが、硬玉・軟玉共に内部で繊維状の結晶が絡み合ってできているので、鉱石の中で最も割れにくい性質を持っています。

ダイヤモンドは最高のモース硬度10ですが、ある特定の角度から衝撃を与えると簡単に割れてしまいます。一方、翡翠は細かーな結晶が集まってできてますので「衝撃に弱い方向」というものが存在しないのです。

ただし、鉱物としては強靭でも、ヒビなどがあるとそこから割れる場合も当然あります。結局のところ、取り扱いには十分気をつける必要があるという事ですね~。

人工合成石などに注意!

また、気を付けなければいけないのはニセ物です!

言葉が悪かったですが、人工合成石などですね。これは貴石・半貴石含む宝石類全般に言えることですが。

ヒスイには後処理をされたものが多い

後は本物のジェイドでも「天然でないもの」も多くてですね(・ω・)翡翠自体、多孔質の宝石ですので色々な後処理がしやすい宝石なのです。。表面の光沢を改良する目的で、ワックスなどを塗っていたりします。(エンハンスメント)

トリートメントされたヒスイはあまり価値が無いかも

厄介なのはトリートメントで、翡翠に対しては含浸と染色があります!

含浸は翡翠内部の不純物・酸化鉄により茶色く見えてしまう事が多いのですが、これを酸などで煮出して(翡翠は酸に耐性があります)、そこにエポキシ樹脂などを浸し表面を滑らかに整えるという処理。

染色は、書いて字のごとくそのまんまで、色を付けちゃうことです。ほとんど価値のない乳白色系の翡翠を染色処理して販売している場合もありますのでご注意を!

鑑別書などにはエンハンスメントされている場合、表記されるものとされないものがありますが、トリートメントはされてる場合には必ず明記されます。

最高級の翡翠は緑碧色の「琅扞(ろうかん)」

色と言えば、翡翠には多様な色が存在しますが、翡翠の中でも透明度が高く、緑碧色のものを「琅扞(ろうかん)」と呼び、最高級の翡翠とされています(・∀・)

とはいえ、大きさもあって琅扞翡翠なんてごく僅かでしょう。。(^^;)

当店も高品質な翡翠ジュエリーを取り扱っております

気になった方は要チェックです。詳細はポチっとして頂ければ。。翡翠2

翡翠3

いかがでしょう♪

これらの他にも翡翠の商品はございます。ご来店の際は、ジュエリーコーナーも欠かさずチェックをお願いします。

では、秋の夜長に風邪などひかれませんようご自愛下さいませ(・∀・)ノ

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