ヴィンテージ(アンティーク) -Vintage-

1940年代の時計をご紹介|忘れてはいけないこともありますよね

お久しぶりのアイバです。8月に入りそろそろ本格的な夏ですね。

1940年代の時計をご紹介

本日八月六日は広島原爆の日です。ご冥福を祈りつつ、その年代の時計を紹介したいと思います。

1940年代のセイコーシャ ポケットウォッチ

まずこちら。
何でもないようですが、珍しいセンターセコンドのポケットウオッチです。

最近の腕時計用のムーブメントを使ったポケットならともかく、1940年代のポケットでなぜセンターセコンドなのか?

それは、この時計が第二次世界大戦中の航空軍用時計である100式(皇紀2600年の00からのネーミング)の余ったムーブメントを流用して戦後すぐに作られたためです。

ケースを開けてみますと・・・
スモールセコンドのムーブメントを出車を使いセンターセコンドに変更したタイプのムーブメントです。

このムーブメントは、もともとは1929年に鉄道時計用に採用され、戦中は軍用に流用、戦後に国鉄などに納入され1971年まで使われた息の長いムーブメントです。センターセコンドタイプは1940年から航空用として採用されたようです。

仕上げはきちんとされていますが、あまり石が見えません(7石)。軍用の時計はコストをかけないために石が少ないことは良くありますが、陸軍の支給用ならともかく航空時計用にも使われたムーブメントで石数が少ないのは工業力の差でしょうか?

日本初の鉄道時計として開発され、航空時計としてゼロ戦に乗り、戦後すぐに民生用で販売され(メーカー名がローマ字でSEIKOSYAなのも興味深いですね、戦中なら敵国語は使えないので精工舎のはずです)、そして再び日本の高度成長を支える国鉄の鉄道時計として使われるという、昭和史を考えるとなかなか感慨深い一本です。

1935-1936年頃のロンジン

そしてほぼ同年代のロンジン。

年式は1935か6年ごろと思われる、14金モデルです。

なかなか味のある良いダイヤルですね。ケースも小ぶりのシリンダーケースで通好みなのではないでしょうか。

なぜ、この時計を選んだのかというと・・・比較しやすい同じ出車式の三針モデルだからです。

綺麗に金メッキで化粧が施された17石のCAL27が搭載されています。やっぱり差はありますね…この年代のロンジンは格別に良いので、比較するのはちょっと可愛そうかもしれません。

アンティークを持つ楽しみの一つに、それをきっかけに色々調べたり想像ができる事があります。

もし縁があって一本を手に入れたらそれを機に歴史も色々調べてみてはいかがでしょうか?

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