こんにちは、営業部の清水です。
今回はアカデミー賞を賑わせた、公開中の話題作『マネー・ショート 華麗なる大逆転』です。

画像引用:2015 米 / The Big Short / Paramount Pictures (公式FB)
製作にブラッド・ピットが加わったり、出演はクリスチャン・ベールやスティーヴ・カレル、私の好きなライアン・ゴズリングだったりと、公開前から話題の多かった本作。
内容は、2004年頃の空前の土地バブルにあやかり、ばんばん組ませまくったサブプライムローンが、2006年以降の住宅価格下落により破綻し、それによるリーマンショックが起きるまでの間のお話です。
その危機をいち早く察知した作中の中心人物たちは、大手銀行相手に、MBS(不動産担保保険)の価値が下落した時に巨額の保険金が入る契約のCDSを買いまくり、危機を乗り越えようとしたのです。
↑色が黒くなって胡散臭さが増したライアン・ゴズリング。髪型…。
この崩壊の一端となったCDO(債務担保保険)は、2015年時点のアメリカで、名前を変えて同じように売られているようです。投資大国アメリカでは日常のことなのでしょうが、なじみのない日本では、なぜ目先の利益に飛びつきリスクの高い投資をするのか、なかなか理解できません。
この映画、金融用語や当時の情勢や具体的な内容を知らないとはっきり言って「さっっっぱりわかりません」
↑カメオ出演のマーゴット・ロビーが、バブルにかけて泡風呂で説明してくれます。
作中に説明もいくつか出てきますが、抽象的だったり、説明に出てくる専門用語の説明がなくて結局何が何だかわかんないまま話が進んでいきますので、これからご覧になる方は予習をおすすめします。私はさっっっぱりわかりませんでした。
でもキャストは豪華だし、演出も派手で娯楽度は高いしドキュメンタリー風なシーンもあって、映像として楽しかったです。もっと予習してから行けばよかった、もったいない。
個性派ぞろいの役者陣、中でも肉体改造俳優と名高いチャンべこと、クリスチャン・ベールの怪演は見事でした。オフィスでガンッガンにへヴィメタルをかけて、裸足でウロウロしながら住宅ローン市場が崩壊するだなんだ言ってます。
メインキャストのスティーヴ・カレルがロレックスのサブマリーナを着けています。明らかに116610LNなんですけど、良いのかな…。2006年前後はまだ16610LNです。



土地バブルに浮かれてローンを組ませまくってる、ローン業者の派手な兄ちゃんがパネライを着けてました。

なお毎度のことながら邦題のセンスのなさには辟易してますが、この邦題も最低です。内容観ずに付けたとしか思えません。
余談ですが、鑑賞時、スクリーンのフロアも番号もなにも確認せず入館して、目の前にあったスクリーンに入ったら、やたら子連れが多い多い。リーマンとかわかんの…!?と訝しんでいたら「プリキュア」のスクリーンでした。やたら東映のCMが多いわけです。5分程、人生で初めてプリキュアを観ました。