こんにちは、営業部の清水です。
この時期のトピックは毎年5月開催の「カンヌ国際映画祭」です。

昨年は最高賞パルムドールのトロフィーを作成している「ショパール」をピックアップしました。(過去記事)今年は赤絨毯や祭典でセレブを彩る「ブシュロン」のジュエリーや時計をご紹介します。
まずは今年のコンペティション部門の審査員である、デンマークの俳優マッツ・ミケルセンは「エピュール」のクロノグラフを。カンヌの慈善イベントamfAR「Cinema Against AIDS」にて。
画像引用:Boucheron Official Twitter (ブシュロン着用画像はブランド公式Twitterから)
アメリカの大女優スーザン・サランドンは、赤絨毯で「セルパンボエム」のイヤリング。彼女はこのあと紹介する、カナダ人監督の次作品に出演します。
その監督、カナダケベック出身、私の一押し美しき若き天才グザヴィエ・ドランです。記者会見後のフォトコールにて「キャトル」のWG×BKリング。

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ドランは若干19歳で初の長編映画の脚本『マイ・マザー』を書き、20歳で自ら監督・主演・製作・編集・衣装デザイン・音響演出までし、2009年のカンヌに出品され鮮烈なデビューを飾りました。
画像引用:2009 加 / J’ai tue ma mere / Pictures dept. (IMDb)
続く作品すべてカンヌに出品され、2014年の『Mommy/マミー』では、悲願のコンペ部門にて審査員賞を受賞。
画像引用:2014 加 / Mommy / Pictures dept. (IMDb)
マイノリティとして迫害を受けた過去を乗り越えての感動的な涙のスピーチを抜粋します。
画像引用:PurePeople
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―前略―
誰しも自分が好むことをする権利があるにも関わらず、あなたのやることを嫌悪し、あなたを忌み嫌う人たちもいるでしょう。でも夢を持ち続けてください。そうすることで一緒に世界を変えられるからです。
―中略―
望むことに限界はなく、夢を抱き、挑戦し、努力し、あきらめなければ、どんなことでも実現可能なのです。僕がこの賞を受賞したことこそが、その証にほかなりません。
引用:web DICE
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若い情熱と感性が滲み出た作風に、繊細でいて美しく洒落た映像。わかりやす過ぎるくらい、キャッチーな演出、見た目の美しさや華やかさだけでなく、女性の内面の強さと気高さを撮ろうとする手法も印象的です。
そしてなんと、ドランの新作『Juste La Fin Du Monde(まさに世界の終わり)』は、今年のカンヌコンペ部門でグランプリを受賞したのです!大快挙!!
画像引用 : 2016 加 / Juste La Fin Du Monde / GAGA(2017年日本公開予定)(IMDb)
ルイ・ヴィトンの公式アンバサダーにも選ばれ、今最も注目のクリエイターのひとりです。
画像引用:LV Official Twitter
さらにイギリスの女性歌手アデルの「Hello」のMVを撮ったのはドランです。世界最速の88日間で10億ビューに達しました。
作品だけでなく、本人の凄まじい美男ぶりにも注目(父方のエジプトの血が入っています)
画像引用:LV Official Twitter
ぜひドランの作品を観てみてください!!