修理・アフターサービス

思いつかなかった『手巻きがおかしい』原因とは|【見れば見るほど】時計修理【新しい発見】

みなさん、こんにちは!アフターサービス部の小島です。

あったかくなってきて外を出歩くのが楽しい季節になってきましたね。そんななか、京都旅行へ行ってきました。
photo旅行で色々なところへ行き、旅先では地元の方にお勧めを聞きつつぶらぶらするのが好きなんです。
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なかでも京都は、行くたびに前回とは違った発見があって面白いですね。たまに修理品が京都から送られてきますとちょっとうらやましかったりします。

手巻きがおかしい時計の修理

さて、時計でも。たいていの症状は見たと思っていてもいまだに新しい発見があったりします。

今回お話させていただくのはこちら。

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ブルガリブルガリ。Cal2892-A2

手巻きの調子がおかしいとのこと。手巻きの調子がおかしいって言われると、大抵は自動巻き機構の歯車が油が切れていたりするんですが、コレはちがう。

まず裏蓋を空けて
r0011869自動巻きをはずしてみる。
r0011870自動巻き機構は何もなさそうなので、1番受けをはずしてみると、、、

???これは、、、
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思いっきり削れてますね。 r0011872

当たっている部品を見ると。
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見事にぱっくり割れていました。r0011877

コレじゃまっとうに手巻きなんかできるはずないです。

普段手巻きに違和感という症状を聞きますと、数箇所の原因を思い浮かべられます。が。今回の部品破損は見てみるまでまったく思い浮かびませんでした。。。まだまだ、勉強が足りません。。。。

それでも、いや、それだから!皆さまの大事な時計をしっかりと修理をするため日々勉強、です。お使いのお時計に気になる点などございましたらどうぞお気軽にお声をかけてくださいね。

 

  • 修理担当した時計
私が担当しました

宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。

時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。

1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。

是非お気軽にお問合せください。

ご依頼方法も様々にご用意しています。
まずはお気軽にご相談ください。

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