わけあって連打で登場です。さてバイクの季節がやってまいりました。そろそろ本格的にメンテナンスを行おうかと日々悩んでいるスタッフ・タカギです。
ブレーキのパッド交換やらオイル交換やら、最近ではバッテリー交換も必要な気がしています・・・。
先日、久しぶりに手を汚して作業しました。どれぐらいブリだろうか???
あの雪の日も乗ったりしてメーター液晶に見慣れないマークが点滅する
※←このようなマーク
正直これがなんだかわからずに焦る。なんか壊れたか????オイルか水でも漏らしているのか???家に帰りマニュアルを見ると路面凍結注意!!だそうです。外気温が急激に冷えると出るようですがすでに雪が降ってます・・・
でも今週は暖かいようで、春が来る予感です。
この記事の目次
特徴的な柄が良い素材 カーボン
前回のブログではカーボンを取り上げましたが、軽い=カーボンではなくどちらかといえば、ステンレスなどよりは軽くかつカーボン柄というのが素材として良いのかと思います。
ウブロ ビッグ・バン オールブラック カーボン 301.QX.1740.RX
炭素繊維が織り込まれた独特な柄が私自身も大好きです。ABSやFRPなどが使われているバイクのパーツをカーボンに変えるだけで、心の中では5馬力UPになります。
CFRPを作るときにこの特徴的な柄になります。カーボン自体は一枚の布のような状態ですが、それに樹脂などを使い固めていくのが一般的なんでしょうか。
サイドから見ると当然カーボン柄ではありません。ただやはりこの柄は魅力的です。
長時間高温高圧でカーボン繊維を樹脂で固める『フォージド・カーボン』
思うのはAP フォージド・カーボンです。
オーデマ ピゲ ロイヤルオークオフショアクロノ ヤルノ・トゥルーリ フォージドカーボン/サーメット 26202AU.OO.D002CA.01
同じカーボンなのですが、ウブロと比べると表面の柄が違います。
これは製作工程の違いから変わります。カーボン繊維を樹脂で固めるのですが、長時間高温高圧でカーボンを固めるわけです。
そのブロックを削りケースを作るわけです。当然表面も削るわけですからどちらかといえば表面の質感を出すのではなく、素材そのものをメインとする方向性です。
105.57gです。
ただウブロと比べると5gちょっとの違いですが、バックル形状や素材そしてケース形状も違うので感覚的には同じくらいとなるのでしょうか。
ベゼルには『サーメット』を採用
サーメットという素材をベゼルに採用しています。このサーメットなども非常に時計に使われることが珍しいと思います。
ceramicsにmetalを掛け合わせたcermetとという造語になります。超合金という扱いになるようです。
カーボンナノチューブ配合のリシャール・ミル新作
このようにウブロだけではなくオーデマピゲなども異素材を使った時計も出しています。そして今年はリシャールミルからトンデモナイ新作が出ていますね。
RM59-01 トゥールビヨン ヨハンブレイク
カーボンナノチューブ配合・・・カーボンナノチューブとは一体何者でしょうか???Carbon nanotube 単層もしくは多層の同軸筒状の物質だそうです。筒状といっても直径0.4~50nmというとてつもない小ささです。
nmとはナノメートルなんですが、どのくらい?1nm=0.001μm=0.000001mmだそうで、間違いなく肉眼では見えません。この単位では見える気もしません。
そしてアルミニウムの半分の軽さと鋼鉄の20倍という引張強度(繊維方向)を持っているようでダイヤモンドの性質を超えた存在なんです。
この緑色のブリッジもanticorodal Pb109という素材だそうでアルミニウム6000系の合金で、合金元素がシリコンとマグネシウムらしいです。
時計という概念はもはや通用しない気がします・・・最新鋭航空機かロケットかと思う感じです。うーん素材の勉強をしないとついていけません。
貴金属・ステンレス・チタンしかなかった時代はもう大昔の事なんです。