修理・アフターサービス

【好きなんです】許容範囲が広すぎるのでしょうか?【機械機械】

先日車の車検が迫ってきたので、メーカーの車検前点検に出してきました。まあ今どきの日本車なので特に問題も無く購入してから5年以上たちますが一度もトラブルは出ていません。

バイクなんかは全てなんかしらのトラブルが出ております・・・そして現在バイクが入院中のスタッフ・タカギです。

もうせめて車だけはノントラブルが望ましいです。移動手段という目的だけなので、趣味性ゼロなのですが、そこが不思議だと周りからよく言われます。(車までオイル漏れなんて本気で嫌です。)

バイクも時計も機械モノなので壊れて当然

バイクなんか趣味性100%で何が起きても趣味ですので納得します。ネジが外れる・オイル漏れる・部品外れる程度であれば気にしません。機械モノなので壊れて当然ですし、調子が悪くなるのも致し方ないわけです。それは悪い事なのでしょうか???

それが悪い事だとすれば、金属や歯車で構成されたものを否定してしまう事になる。金属と金属が触れあい動くものに魅力を感じるわけです。

カワサキのバイクのタペット音(カチカチカチカチ)だったりホンダのカムギア音だったり、そのメーカーの特長でもあり存在感でもあるわけです。

当然全てのモノにおいて完璧でクセも無く問題が起きないというのが、製品として当たり前のなのかもしれないですが、やはりそれでは何を買っても同じ気がしてしまう。

時計のムーブメントもエンジンと同じ

大きさやスペースに限りがあるエンジンや時計のムーヴメントなど基本概念は同じとなるわけです。
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500円玉程度の大きさです。当然ネジを一つとってもかなり小さいわけです。微振動からくる締め付けの緩みや大きな衝撃からくるパーツの破損。

爪楊枝の先端との比較です。
img_0405落とせば壊れる/部品がずれてしまったりと、ある程度の衝撃を受けたりしたら
要注意です。

私自身も困っている磁気帯び

そして私自身も困っている現象。これが本当に何故なるのか不明です。普通に生活していて毎日特に磁石や磁気に囲まれる事も無く過ごしていても帯びてます。
コンパス使うと
何故コンパスかといいますと、時計のどの部分に磁気が帯びているか大体分かったり、磁気帯をしているという確証も得られたりします。
※磁気帯びしてしまう可能性があります。真似はしないでください。

週に一回は磁気抜きしないと・・・もう腕に着けているだけで磁気帯って・・・
img_0407まあ一日に大体数分進みます。そしてズレはじめてから5日目位で我慢できなくなり
修理部へ行きます。

磁気無し
通常
修理部からお借りした機械なので、数値はアレなんですが、磁気が帯びるとこんな感じに。
右肩上がりわざと磁気帯びさせるのは気分的にあまり良くない感じです。リミッターカットしていない車を運転してリミッターを効かせるような感じです←表現が難しいです。

磁気帯の次に多いヒゲがらみ

磁気帯に続き多いのは、ヒゲがらみです。コレは症状として非常に磁気帯と似ていますが、磁気帯の解消よりも手間がかかります。

  • 裏蓋を開ける
  • テンプのヒゲを絡みから解放する
  • 裏蓋締める
  • 防水チェック

これも防ぐ手立てはございません。テンプの回転軸と腕の回転方向は時計を着けている限り同軸に動きます。時計自体のテンプ位置にもよりますが、歩いている時に当然腕も振ります。衝撃を受けても当然ヒゲがらみの原因になります。

トラブルは愛着を湧かせるための機械的なワガママさ

これらの問題に対して《私個人的には愛着を湧かせるための原因》と思ってます。「クォーツと比べれば~」という事も耳にします。電波・ソーラー・耐衝撃性能という時計であれば最強なんです。ただそこには機械的なワガママさがありません。

5年乗ってなんらトラブルの無い車と同じで、その車に対して愛着はあるだろうがあくまでも「実用的モノであり趣味ではない」という事と同じなんだと思います。

それでも何も起きないでオーバーホール時期を迎えてくれるのが本当は望ましいです。
※あくまでも個人的な意見・見解です。すべての時計には個体差等があります。

もし当店で販売した時計で疑問等がありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

SIHH 2013でスゴイ!と思ったリシャール・ミル RM27-01

SIHHでこりゃスゴイ!!!と

RM27-01 ラファエル・ナダル

“which can resist accelerations of over 5,000 G without detriment to any aspect of its performance.”

5000Gの加速度に耐えられる設計になってるようです。

通常ケースに機械がネジで固定されているのですが、ワイヤーを使い機械をケースの中で浮かせて振動や衝撃から守る構造の様です。衝撃の19gという時計重量。

こうゆう時計が大好きです。『ここまでするなら時計しなくてもいいのではないか?』という疑問を完全に否定する存在。

5000Gってどんな感じなんでしょうか?人間本体が振り回されて耐えられる加速度が10G程度と言われているようです。この時計を腕に着けて時計が受ける加速度なので、19gの時計に対して5000Gということです。

1Gというのは9.8m/sまで1秒間で加速する加速度なので、とてつもない加速度に耐えられわけです。1つの課題に対して追及し答えを出していくメーカーなので魅力的なのでしょう。

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