こんにちは、店長の荒井です 😉
令和元年も遂に最終月の師走となりましたね。
年末の大掃除にはまだ早い先日、店内のIWCをディスプレイする棚を整頓していてふと気が付いたのです。
『パーペチュアルが意外と多いな・・・』と。
略してしまいましたが、もちろん
パーペチュアル = パーペチュアルカレンダー = 永久カレンダー
のことです。
※今回ご紹介する「パーペチュアル」は、ROLEXのモデル名などになっている”パーペチュアル=高精度自動巻き機構”の意味ではございませんので、あしからず
■関連ページ:ROLEX パーペチュアル ラインナップ
この記事の目次
パーペチュアルカレンダーとは
では、「パーペチュアルカレンダー」とは何ぞや??
通常のデイト表示とドコが違うのか?となりますと・・・
パーペチュアルカレンダー
月の大小をはじめとして、四年に一度の閏年までプログラミングされており、日々の調整を必要としないカレンダー機構。
曜日・月・ムーンフェイズ表示などを備えることが多く、機械式時計の世界では”グランドコンプリケーション”に区分けされる最上位の複雑機構の一つです。
パーペチュアルカレンダー搭載モデルは、莫大な研究開発費や高度な製造技術が必要で、その特殊性から商品価格も高額になり、ラインナップできる時計ブランドは極わずかに限られる孤高の存在です。
① 月表示<JAN・MAR・MAY・JUL・SEP・NOV>、閏年表示<1・2・3・4>
② ポインターデイト式の日付表示、月の満ち欠けムーンフェイズ表示
③ 曜日を表示<MON・TUE・WED・THU・FRI・SAT・SUN>、24時間表示
そんな「パーペチュアルカレンダー」搭載モデルをIWCは非常に多くリリースしています。
人気ブランドのIWCには幾つも柱となるコレクションが存在しますが、そのそれぞれの頂点にラインナップされているイメージでしょうか。
ダヴィンチをはじめ、インヂュニア、ポルトギーゼ、パイロットウォッチ etc、、、
遡ればGSTシリーズにもありましたし、ちょっと挙げ切れないほどですね。
今の店内を見ただけでも、、、
これら全てがIWCのパーペチュアルカレンダーモデルです!!
かなりバラエティーに富んでいますので、順に見ていきましょう。
IWC ポルトギーゼのパーペチュアルカレンダー
先ずは、フラッグシップ「ポルトギーゼ」シリーズよりピンクゴールドケースモデル。
■IWC ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー IW503302
視認性の高い大型サイズが特徴的なポルトギーゼのホワイトゴールドケースモデル。
■ IWC ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー IW502218
現在のIWCで「パーペチュアル」といえば、これらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ポルトギーゼシリーズの大振りなケース&広い文字盤に、複雑でゴチャつきがちなカレンダー表示との相性が良い印象です♪
IWC インヂュニアのパーペチュアル
お次は、耐磁性に特化した機能美あふれる「インヂュニア」から。
■ IWC インヂュニア パーペチュアルカレンダーデジタルデイト/マンス IW379201
IWCのパーペチュアルでは珍しく、月と日付をデジタル表示するモデルです!
そして何故か閏年表示まで一般的な4年周期のモノに(これもデジタル表示ですが)。
IWCやジャガールクルトに特徴的な西暦表示ではありません。
針(ハンド)が多く、うるさくなりがちなパーペチュアルカレンダーにおいて、インヂュニアという特殊モデルらしい、かなり異質なパーペチュアルカレンダー搭載モデルですね。
IWC パイロットウォッチのパーペチュアル
お次は海外でも大人気の「パイロットウォッチ」のトップモデル”ビッグパイロット”シリーズより
■ IWC ビッグパイロットウォッチ パーペチュアルカレンダー 世界限定500本 IW502617
世界500本限定の”サンテグジュペリ”バージョンです!
赤みの強いゴールドケースと相性抜群のブラウン文字盤が美しいの一言!
こんな大振りな時計を颯爽と着けこなせるマッチョな体が欲しいところです・・・。
少し古いIWCのパーペチュアル
最後は1980~90年代の小振りなモデル達をまとめてどうぞ。




上から順に、インヂュニア、ロマーナ、ダヴィンチ・ラトラパント、
普通の(といってもレアなブレス仕様ですが!)ダヴィンチです。
年代的にケース径はそう大きくありませんが、存在感は負けていません。
どちらのモデルもパーペチュアルカレンダーのオーラを纏っています。
中でもこの年代のインヂュニアはそうそう見かけない貴重なモデルです!
IWCのパーペチュアルまとめ
今回はパーペチュアルカレンダーに絞って見てまいりましたが、これだけの複雑機構搭載モデルを多数ラインナップできる、IWCというブランドの実力を改めて思い知らされた感があります。

また、IWCのモデルごとに異なる表情を持ったパーペチュアルカレンダーの魅力も再認識できました。
標準的なパーペチュアルカレンダーモデルに搭載されている、四年間かかってようやく一回転する歯車なんて、ロマンに溢れていると思いませんか?!
まさに小宇宙ですね。
気になった方は、ぜひ宝石広場渋谷本店にて着け比べてご確認ください。
お待ちしております。