修理・アフターサービス

回転ベゼルの構造とクリック感の秘密|回転ベゼルがカチカチしない原因?【なくても良い?あった方がいい】

みなさん、こんにちは!アフターサービスの小島です。

みなさん、夏の暑さにバテていませんか?先日、胃をやられてしまい初めての胃カメラを呑んで来ました。ずっとのどちんこを触られているようで気持ちが悪かったです

・・・・・・

そういえば今年はセミの鳴き声を聞きませんね。気になったのでちょっと調べてみました。

どうやら春から梅雨にかけての気温が影響するようでして、今年は入梅前の3月~5月の気温が低かった為に出てくるのが遅れているようです。

いたらいたで鬱陶しいのですが、いないとさびしい。勝手なもんです。

なくてもいいけど、あったらなおいい回転ベゼル

さて、今回お話しますのは、なくてもいいけど、あったらなおい。そんな部品・回転ベゼルについてです。r0011752メーカーによって構造は様々。ただ、たいてい共通していることは、・回転させるとクリック感があるではないでしょうか?

回転ベゼルの構造とクリック感の秘密

このクリック感。どこから来ているか、というと、、、、

ロレックスを例に出してみました

ベゼルを外して
r0011754

分解してみる
r0011756ベゼルとケースの間には小さなバネが1つついています。

このバネが、
r0011755

ベゼルのギザギザにひっかかることで、”パチパチパチ・・・・”という音が出ます。
r0011757

クリック感「カチカチ」「パチパチ」音がしないときの原因

この音がしないとき、というのは、たいていベゼルとケースの隙間にゴミがたまっているとき。
r00117531
こちらはだいたい4年放置されていた時計。

あまり長い間放置してしまうと、ゴミがたまる→ゴミが水分を吸う→錆びるという最悪の流れになってしまいますので、気になったらお気軽に声をかけて下さい。

錆びてしまわないように洗浄しよう

モデルとお時計の状態にもよりますが、洗浄を¥2000~承っております。

ちなみに。

ケースやベゼルが錆びてしまったら?錆とりで対処が出来ればいいのですが、交換をしないといけない場面も多々あります。

季節は夏。水に接する機会も増えていると思いますので、海やプールなどの後には、しっかりと時計の水分を飛ばしてくださいね。

  • 修理担当した時計
私が担当しました

宝石広場修理部スタッフ。時計修理技師。時計修理業界歴約20年。

時計の状態確認/点検/判定/故障個所の修理などの技術的な対応から、接客/見積もりまで幅広く担当。

1つ1つの時計に丁寧に向き合い、お客様のお手元に良い状態でお戻し致します。

是非お気軽にお問合せください。

ご依頼方法も様々にご用意しています。
まずはお気軽にご相談ください。

来店で 宅配で 電話で 修理のご依頼はこちら

見積無料