エドックス -EDOX-

円安に負けない!機能性とコスパに優れたエドックスの時計

こんにちは、店長の荒井です。
今年の夏は記録的な猛暑となっておりますが、みなさま体調はお変わりありませんか?

早くも夏バテ気味の方もいらっしゃるでしょうが、日本は四季のある国。
暑い夏の後には涼しい秋(冬?)が必ずやってきますので、それまでこの暑さを楽しむくらいの気持ちで乗り切りましょう!

さて、そんな暑い夏になると俄然注目されるのがダイバーズウォッチですね。

どのブランドも必ずと言ってよいほどラインナップしている、時計の定番ジャンルです。

今回は、その歴史や実力からしてもっと評価されてもいいのにな~と、最近とくに気になっているブランドエドックス EDOXのダイバーズウォッチを紹介させていただきます。

 

時計ブランド解説 エドックス EDOX

エドックスと聞いて、まず何を連想されるでしょうか。

 

ブランド名のエドックスって何?

いつ・どこで始まったブランド?

どんな時計ブランド?

 

あまり時計に詳しくない方ですと、このように思われるのではないでしょうか。

 

私は”エドックス”と聞くと、今から30年ほど前の90年代に日本初上陸した際の「ジェネヴェ LES GENEVEZ(だったかな?)という時計を真っ先に思い出してしまう、古い時計好きです…。

パワーリザーブの付いたドレスウォッチがデザイン違いで4種類ほど発売されまして、購入特典のウォッチBOXも魅力的で心惹かれたものでした。

その後、数年経って再び目にしたエドックスの時計は、デカ厚ブームの影響からか全くテイストの異なるスポーティーな時計になっていて驚いた記憶があります。

しかしながらエドックスの歴史からすると、現在のスポーティーなスタイルが正常進化だったのかもしれません。。。

 

そこで、皆さんが連想されるであろう、エドックスについての疑問を解説させていただきます。

ブランド名「エドックス」の意味は?

アルファベットで4文字という短いブランド名の E D O X

エドックスとは、ギリシャ語で時間を意味します。

EDOXロゴの上には、時間の流れを象徴する”砂時計”のシルエット。
エドックスの公式シンボルマークとして1900年から現在も採用されています。

エドックスは、いつ・どこで始まったブランド?

『エドックス』は、今から130年以上も昔、1884年から始まった時計ブランドです。

スイスの時計職人のクリスチャン・リュフリ=フルーリーが1884年に、妻であるポーリーンの25歳の誕生日に自らがデザインして製作した懐中時計をプレゼントします。

このオリジナルの懐中時計が評判となり、時計ブランド『エドックス』がスイスのジュラ山地に位置する山間部の街”ビエンヌ”にて1884年に誕生しました。

大戦後には、スイスで最も近代的と評価された巨大な時計工場を構え、規模を拡大。

現在は、1世紀を超える技術力・創造性・革新性により高品質な時計を生産する、スイスでは数少ない、巨大資本には属さない独立系の時計ブランドとして世界有数の時計メーカーの地位を確立しています。

奥様の誕生日に、自分で作ったポケットウォッチをプレゼントしたことがブランド設立のきっかけ、というなかなかロマンチックなブランドです。
こんなエピソードは女性にも支持されそうですよね♪

さらに、エドックスの創業地である”ビエンヌ”は、古くよりロレックスのムーブメント工場があり、スウォッチグループのオメガやスウォッチが本社を構えていたりと、スイスの時計産業では非常に重要な工業都市として栄えています。

エドックスはどんな時計ブランド?

エドックスを一言で表すと、防水時計のパイオニアといったところでしょうか。

スイス勢を中心とした高級時計業界で、エドックスが注目を集めたのは1961年。

リューズにO型のパッキンを二つ組み込んで防水性能を向上させる“ダブルオーリング”機構で特許を取得し、200m防水を実現させた「デルフィン」を1961年に発表します。

現在では100mや300mの防水性能は当たり前、それ以上の防水性能を誇る「オメガ シーマスター プラネットオーシャン」や「ロレックス シードゥエラー ディープシー」なども開発されていますが、「ロレックス サブマリーナー」の初代モデルが100mの防水性能を備えて誕生したのが1953年のこと。

世界で初めて防水性を備えた時計ケースのオイスターケースに回転ベゼルを備えた潜水士用のダイバーズウォッチとして開発されたサブマリーナーとは異なり、エドックスの「デルフィン」はダイバーズウォッチではない純粋なスポーツウォッチで、ねじ込み不要のリューズで200m防水を実現した画期的な時計でした。

さらに1965年にはダブルオーリング機構を進化させ時計内部の気密性をさらに高めて、500mもの防水性能を実現した「ハイドロサブ」を発表しました。

これらの防水性能に優れた革新的な時計の開発により、”エドックス旋風”を巻き起こし、エドックス=防水時計防水時計のパイオニアという地位を確立しました。

↑200m防水性能を備えたエドックス「デルフィン」現行モデルエドックス デルフィン デイデイト 88005-3CA-NIN

2000年代以降は、300mや500m防水の時計を大量生産できるまで技術力を高め、ワールドタイムやミニッツリピーターモデルを登場させつつ、本体の薄型化も実現しています。

”最深1600mまでの防水性能が測定可能”という、非常に特殊で珍しい検査施設を自社に備えて、防水時計の性能向上に努めています。

これらの歴史を踏まえると、防水時計を軸とした現在のエドックスのスポーティーなモデル展開は、やはり当然の姿かもしれませんね。

スポーティーなモデルの開発だけでなく、実際に近年のエドックスは”TIMING FOR CHAMPIONS(チャンピオンに最適な時計)というコンセプトを掲げて、アスリートやスポーツ大会を多数サポートしています。

2008年から2014年まで”海のF1”と呼ばれるパワーボートレースの公式時計、2009年から2012年まで世界ラリー選手権”WRC”の公式時計を務め、カーリングやフェンシングからパリダカールラリーやF1ザウバーチームまでスポンサードしたりと、現在もエドックスは多岐にわたる最高峰のスポーツシーンで広く活躍しています。

 

エドックスの人気時計コレクション

エドックスが現在ラインナップする時計コレクションは以下の通りです。

スカイダイバー (SKYDIVER)
軍用時計がベースのスポーツウォッチコレクション

クロノオフショア1 (CHRONOFFSHORE 1)
防水性に優れたスポーツウォッチコレクション

グランドオーシャン (GRAND OCEAN)
高い防水性能を誇るダイバーズウォッチコレクション

デルフィン (DELFIN)
防水性に優れた主力スタンダードウォッチコレクション

クロノラリー(CHRONORALLY)
ラリースピリット溢れるクロノグラフ搭載モデル

レ・ヴォベール (LES VAUBERTS)
ブランド初期の名作時計をリスペクトしたクラシカルライ

スイスで最も古い時計製造の地と言われる”レ・ヴォベール”から命名されたクラシックコレクション「レ・ヴォベール」以外、どれも優れた防水性能を備えたスポーツモデルが展開されています。

それでは当店で在庫しているエドックスのモデルを幾つかを、私が着用してご紹介いたします。(※参考までに私の手首周りは約16cmです)

エドックス最新のダイバーズウォッチ「スカイダイバー」

見た目はまんまダイバーズウォッチなのに何故に“スカイ”?と不思議に思われるかもしれませんが、これはスイス軍のパラシュート部隊の為に開発されたミリタリーウォッチの復刻コレクションだからです。なるほど納得なネーミングですね。

カラーバリエーションの豊富なシリーズですが、2022年新作モデルの鮮やかなグリーンカラーが私のイチオシです!特に文字盤のグラデーションがキレイなんです♪

“スカイ”と言いつつ防水性能は1000m!プロフェッショナルダイバーズ級です。

その証拠に、ケースサイドには本格的なダイバーズの証し、オートヘリウムエスケープバルブを装備。

こちらのモデルは正式名称が“スカイダイバー ネプチュニアン オートマティック”となりまして、古代ローマ神話に出てくる海の神様”ネプチューン”の姿がケースバックに刻印されています。

グリーン以外にも、海を思わせる美麗なブルー文字盤と、クールなブラック文字盤で展開され、当店販売価格¥128,000-より在庫をご用意しております。

エドックス
スカイダイバー ネプチュ二アン ストック一覧

 

エドックス永遠のスタンダードモデル「デルフィン」

エドックスの歴史において大きなポイントになっている1961年の「デルフィン」発表。
時計業界にエドックスの名を広めた偉大なペットネームは、現代でもしっかり残っています。

モデル名の「デルフィン」とは、ドイツ語で”イルカ”の意味。
やはり海に関係したネーミングなんですね~。

文字盤の12時位置と、ベゼルの6つのビス部分にシンボルマークの”砂時計”がデザインされています。

こちらはその中でも“メカノ”と名付けられたスケルトンモデル。

スケルトンモデルと言えば、『価格が高めになって、防水性能もギリギリ日常防水で~』というネガティブな印象をお持ちの方も多いと思いますが、そこはエドックスの防水時計「デルフィン」。

しっかり200m防水を確保したうえで、日本定価も20万円代の設定というから驚きます。
当店では、新品価格¥138,000-にて販売しております。

エドックス
デルフィン メカノ オートマティック 85303-3M-BUIGB

 

ラグスポテイスト&コスパに優れたエドックス「デルフィン」

エドックスが長年展開する基幹モデル「デルフィン」には、こんなモデルもございます。

洗練されたスタイリッシュなケースには、最近はすっかり一般的になったラバーストラップが組み合わされています。
200m防水性能とデイデイト表示を備えた機能面はもとより、ケース/ラグからストラップへ流れるように連なる形状が意匠としても完成されたタイムピースです。

こちらは当店の販売価格で¥74,000-というコストパフォーマンスの良さが光ります。
”ラグジュアリースポーツモデル”を思わせる、上品かつスポーティーな時計が、この価格ではなかなか手に入りません!
「デルフィン」は、エドックスのコストパフォーマンスの良さが特に際立つコレクションとなっています。

エドックス
デルフィン デイデイト 88005-3CA-NIN

 

エドックス2022年新作「ハイドロサブ」復刻モデル

「デルフィン」の次に、1965年に発表された防水時計「ハイドロサブ」が、2022年の新作モデルとして復刻されました。

ヴィンテージテイストを色濃く感じさせるオレンジ色のカラーリングに、1965年発表のオリジナルモデルと同じクッション型のケースを採用。

オリジナルモデルと同じ500m防水ではありませんが、スイス公式クロノメーターテスト協会(COSC)認定の高精度ムーブメントを搭載し、300m防水性能を誇ります。

この少し薄いケースやブレスレットは、ヴィンテージウォッチファンの心に刺さるのではないでしょうか。古いモノ好きの私にはたまりません!

ケースバックと、ブレスレットのバックルにもしっかり、エドックスのブランドロゴマークの”砂時計”がデザインされた抜かりない作り。
当店では新品価格\140,000-にて販売しております。

エドックス 500本限定 ハイドロサブ
COSCリミテッドエディション 80128-3NBM-NIB

 

コスパに優れたエドックスの時計まとめ

エドックスの主なモデルをご紹介してまいりましたが、どのモデルにも共通して言えることが、コストパフォーマンスに優れているという事です!

現在の機械式時計業界は、どのブランドもステイタス性の向上を図り、製造コストの上昇など様々な要因から高級化が進んでいて、入手のハードルが非常に困難となっています。

その高級化が進行している時計が、さらに円安により日本での定価が軒並み値上げされています。

 

『エドックス』は、機能性とファッション性に優れ、スイス発の卓越した製造技術とネームバリューのある時計ブランドの時計が、20万円以内で入手できるという、非常に貴重なブランドといえるでしょう。

しかも、ただでさえ控えめな定価設定に対して、当店の販売価格はさらにお得になっております。

 

円安・インフレ・利上げなど、ネガティブな経済ニュースを目にしない日が無いという今日この頃、ハイスペックと手頃な価格を両立したコストパフォーマンスに優れる数少ない良心的な時計ブランドがエドックスなのです。

是非とも『エドックス』に、ご注目ください!それでは。

宝石広場のエドックス EDOX ストック一覧

 

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BIN
【宝石広場 店長:時計業界歴30年】 好きなブランド:パテック・フィリップ、セイコー、ジャガー・ルクルト、IWC/プライベート所有時計:パテック・フィリップ 3445、ブランパン ニュークラシック、IWC インヂュニア/学生時代に時計が好きになって早30年、人生の半分以上を宝石広場で過ごしています。ファミコン世代でゲームとガンダムにずーっとハマったままのアラフィフです。

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