数々の名作ブログを世に送り出してきたスタッフ・タカギです。
特に今でも【恐怖のバッテリー交換】ブライトリング エマージェンシー エアロスペースが世のエマージェンシー使いの方々から支持を受けています。自分でもここまで数年に渡りコメントと電話での問い合わせなどあるとは思いませんでした。
今でも私のエマージェンシーは動いております。そして先日チタンのバックルが劣化で切れてしまいチタン溶接までしました。これに関してはいずれ第一世代のプロフェッショナルブレスを使われている方は避けて通れない問題になるかと・・・
この記事の目次
POLIMASTER PM1208Mの電池交換を自分でやる方法
前々回くらいに宣言した通り「今回も自分の持ち物を犠牲にする覚悟で謎の時計の電池交換」。今回の電池切れで終わっている時計は放射線測定器付き時計です。
この時計一時期テレビとかでも紹介されてましたね。エマージェンシーと並ぶ謎の機能付きです。そして購入から一度しか使ってません。
「さてそろそろブログ用に会社に持っていくかな」
「・・・止まってる!!!」
「液漏れしてる可能性がある・・・」
「液漏れしてたら終了です・・・」
「まあいいか」
めちゃくちゃ大きいPOLIMASTER
この時計写真だけだとよくわからないサイズ感です。
手巻きのスピードマスターと一緒に写してみたわけです。スピマスも小さな時計ではないです。でもこの時計の特徴はそこではありません。厚みです。
やり過ぎなくらいに厚みがあります。色々中に詰め込まれている予感がします。ベラルーシ共和国にあるメーカーだそうで、かなり本格的な放射線測定器を作っているようです。
このブログを書いている今時計からピッ!ピッ!て音がしてるのはなぜ?線量を定期計測するモードにしてあったみたいです。先程解除してみました。
さてこの厚み気になります。何が詰まっているのでしょうか?バラシて見たくなるのは男として当たり前の行動です。
とその前に驚きの”錆びてますがこの時計”ステンレスの時計じゃないの??まさかのアイアンですか?
面倒なので拭いてみました。錆びは浸食してました。気にしない
さて本題こう見ると型番とシリアルが入ってます。
時計にはあまりついていない”CE”マークが入ってます。EU諸国で販売する際に義務づけられ、このマークが無いと販売するのが難しいようです。
POLIMASTERの裏蓋を開けて電池交換
躊躇しません。開けるのみです。
さて何が入っているのか?
どう見ても電池式時計の裏蓋を開けたような気がしません。エマージェンシーの再来です。電池も明らかにこの白いシールの下にありそう。
多分このL時部分をくりくりすれば何か起きそうな予感がします。ここまで来て戻る気もしません。
はいっ!電池登場です。
そして電池の横にみたこともない部品が。VM-1って何でしょうか?
ガラスでできているのでしょうか?
いよいよ電池に
MICRO CHIP
PIC18LF6490
-1/RT
11326**
というマイクロチップが登場しました。
何かが記録されているわけですね。
時計の裏側とは思えません。
ここまで来たら機械を外そうかと思い考えてみた。多分このネジ3本外せば何か起きそうな気がします。
アタックしました。どちらにしても自分のものですから
はい。外しました。
無理矢理この黒いカバーをこじ上げてみたんですが「ペキッ」という音がしたので・・・やめときました。
電池は同じものを使い、先程壊しかけた時計に電池を入れてみました。
動かなかったらそれはそれで嫌だなと思いつつ。
そして表を見たらハイ!動き出しました。
設定なんかよくわからないので、そのまま。
機械式には出来ない技術があるこの手の時計が好き
この手の時計が好きなんです。機械式には出来ない技術があるわけです。そして一般生活で何ら役に立たない機能が付いているわけです。ガイガーカウンター使わないです。救難信号なんて出しません。電池の力を使うからこそできる機能なわけです。
- GPS
- ソーラー
- キネティック
これはらは時計機能に関する機能なので興味がないんです。ついにIWCですら始めました。もう金属の部品構成だけではできないわけです。
こうなると機械式/電池式という枠組みで語れなくなるわけです。SEIKOの時代が来るかもしれない。キネティックで発電してブルートゥースを動かし、ネットワークにアクセスし常にデータの送受信や携帯端末の更新状態を把握し続ける。
ローターがくるくる回りボタン電池を必要としない究極のハイブリット。電圧安定に課題が残りそうですが、近い将来でるのでしょう。
セイコー キネティッククロノ 世界1000本限定 SBXZ001 9T82-0A10
このキネティックの進化版とかがよさそうです。アナログ配置はそのままに三つ目液晶パネルで左右の角がジョグコントローラー。未来的ですよ。
今回は非常に長いブログとなってしまいました。次回はレットブル・エアレース行ってきました的な内容でいこうかと思います。