オメガ -OMEGA-

【復刻】久しぶりのドキドキ感!|シーマスター『プロプロフ』

よくお客様に『今欲しい時計は何ですか?』とよく尋ねられて困っているスタッフのタカギです。

しかし久しぶりにドキドキする時計が入ってきました。

オメガ シーマスター PLOPROF1200M 30.55.21.01.001


シーマスター600の復刻版ですが、オリジナルデザインを忠実に守りながらも現代のマーケットに受け入れられる作りとなっています。

原型となったシーマスター600は分厚いステンレスの塊から削りだしたワンピース構造として、文字盤側からムーブメントを挿入したモノコック構造としたケースですが、新型は裏蓋が存在しメンテナンス性を重視しておりオリジナル同様の重厚感と無骨な質感が素晴らしい。

Cal.8500を搭載

香箱が2つ搭載されたダブルバレルですが、ロングリザーブを目的とした設計ではなく、安定したトルクの供給力を求めたとの事です。そのためリザーブは60時間(メーカー公表値)となっています。

シングルバレルの場合ゼンマイの回転にムラがでて不安定になりがちですが、ダブルバレルにする事でそのムラを相殺するそうです。

当然香箱も内外側にDLC(Diamond Like Carbon)加工が施され通常の香箱と比べ磨耗を減らすためとゼンマイがスリップしやすく注油量も減らす事が可能となりました。

コーアクシャル脱進機についても従来のモノとは違い新たにインパルスホイールにドライビングピニオンが追加され動力と脱進の伝達を別け、精度を高めています。

テンプ自体もベリリウム合金からデクラファーを使いマイクロスクリューは内側に設けて空気抵抗を減らし安定性を追求しています。

高級メーカーでよく採用されるスイッチングロッカー方式よりもシンプルでメンテナンス性を求めたウィグワク自動巻きを採用してしています。

コーアクシャルで精度を上げトルクの伝達力を重視しDLC加工やウィグワクでメンテナンス性を上げているオメガの基幹キャリパーを搭載しています。

外装とデザイン

大きく突起したリューズガードが特徴的です。オリジナルに忠実にしています。

操作するときはリューズの突起した部分も一緒に上がります。
これがこの時計には絶対に必要なベゼルロックボタンです。ボタンを押すことでベゼルを回転させることが可能となり、誤作動防止となっています。ヘリウムエスケープバルブの<He>が魅力的。この刻印が非常にそそります。飽和潜水に必要不可欠な機能です。

オリジナルのモノよりも遥かに重厚です。ケース側の幅で約24mm・バックル側でも約20mmあります。ブレスの厚みは4.5mm弱というスペックです。

エクステンションを採用し工具を使わず簡単に伸ばすことが可能です。このバックルの刻印を見ても仕上がりとバランスの良さが判ります。シーホースが大きく彫りこまれている所が魅力的です。

<PUSH>を押しながらブレスを引き出します。
このようにブレスが引き出されます。

折りたたみ式です。パーツ一つを見ても金属質な仕上がりがポイントです。

復刻版プロプロフはオリジナルを忠実に守りつつ、性能は現代的

オリジナルが存在し復刻させる難しさは、当然どのメーカも悩むポイントが多いと思います。

現代の技術的進歩を優先してオリジナルからはかけ離れてしまえば、それは別の存在となり
復刻ではなくなってしまう。

このプロプロフはデザインを忠実に守り、機能は現代の技術を惜しげも無く最大限に投入しており<現代に蘇る進化したプロプロフ>という完成度の高いモデルだと思います。

当然当時の技術を考えるとワンピースでモノコック構造でなければ求められた機能を確保する事ができなかったのでしょう。

既に存在したモデルの構造やデザインを大きく変えることなく、オリジナルを越える機能と質感を求めたOMEGAらしい復刻の姿です。

<これらの感想はあくまでも私個人がプロプロフを手に取り感じたことを書いてみたまでです。>

ABOUT ME
タカギ
【宝石広場 店頭スタッフ:時計業界歴30年以上? / 好きなブランド:ロレックス】90年代に本場スイスで時計業界に携わっていました。 最近痛感したのはいつの間にかビンテージ”になってしまった90年代後期の時計達を見ながら、自分がこの業界に入った時は現行新品でしたという現実。 バイクと時計をこよなく愛し終わらない機械式人生を過ごしてます!

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